これにはさまざまな要因があり、難しいところではありますが…。
私は「低価格販売」というところに目をつける。
買う側としてはとにかく「価格が安い」ということはいいこと…のように思える。しかし安く生産するということは何処かでコストを押さえなければならない。
現在、多くなっているのは海外生産。安い賃金で雇い、低価格で生産する。物の価格は確かに安くなる、しかし国内雇用の事を考えるとどうだろうか?海外生産すれば国内では人が余り、リストラや賃金カット~手取りが減れば必然的に更に安いものへと消費者は目を向ける~そして更に安くしないと売れない…と悪循環極まりない。海外との競争にも勝たなければならないだろう、しかしそれでは大企業だけが勝って国内はボロボロとならないだろうか?
自動車業界の話によると、儲かっているのは元請だけ。下請け、孫請け…と下へ行くほど大変厳しい経営になっているようだ。元請が生産できるのは内職や小さな工場でまず、部品を作っているたくさんの人達がいるからという事を忘れてはいないだろうか?
こんな状況にしてしまっては国内で新車が簡単に売れる訳が無い…。
低価格は自分で自分の首を締めているのではないか?
少々高くても皆が潤えば自然と景気はよくなると思う。(この書庫の意味です…)
今年の一文字は「迷」と思う…。
「迷惑」「迷走」「迷い」…
ラベル:FX、為替